こんばんは。めぐやです。 本屋大賞受賞作品、瀬尾まいこさん「そして、バトンは渡された」を読みました。 電子書籍です 父親が三人、母親が二人。家族の形態は十七年で七回変わった。でも全然不幸ではない優子が主人公の物語。 優しい人たちがたくさん出て…

本のご紹介です。 ＊「マカン・マラン 二十三時の夜食カフェ」古内一絵 電子書籍です 夜中に不定期で営業している夜食カフェ、マカン・マラン。 アジアの隠れ家リゾートのような店内で、心がちょっと疲れた人たちに提供される優しい料理。 料理を作るのはド…

こんばんは。めぐやです。 恩田陸さんの「消滅」読了しました。 国際空港の入管で、別室に隔離された10人の日本人たち。 この中にいるテロリストを見つけ出して欲しいという要求に彼らは推理を開始する…。 というのがこの小説の大筋です。 前半の、登場人物…

こんばんは。めぐやです。 最近読んだ本、ホラーです。 ✳︎「響野怪談」織守きょうや 「ひびきのかいだん」おりがみきょうや 色々なものにつきまとわれる、霊感の強い響野(ひびきの)家の末っ子、春希の物語。 目が醒めると深夜の教室に居たり、公園の側で泣い…

こんばんは。めぐやです。 本のご紹介です。 ✳︎「アンと青春」 坂木司 「和菓子のアン」の続編です。 デパ地下の和菓子店、みつ屋でバイト中の食べること大好きな女の子アンちゃんの物語。 表紙も美味しそう！ 和菓子のウンチクや食べ物がたくさん出てきて、…

こんばんは。めぐやです。 本屋さんで見つけて即買いしました。 ✳︎「クリムゾン・リバー」ジャン=クリストフ・グランジェ 2001年に刊行されたフランス小説の新版です。 創元推理文庫 平岡敦 訳 映画になっていますね。 ジャン・レノと当時ファンだったヴァン…

✳︎「BURN 猟奇犯罪捜査班 藤堂比奈子」 内藤 了 第10弾にして完結 テレビドラマにもなった作品、本編完結です。 経験もなく、情熱だけの新米刑事だった比奈子の成長も描かれたこのシリーズ。 事件はかなり残虐で猟奇的なものばかりですが、比奈子のキャラク…

五十嵐貴久さんの「炎の塔」読了。 消防士、神谷夏美シリーズ第1作です。 パニック小説！ 舞台は地上百階、四百五十メートルの複合施設、ファルコンタワー。 オープン初日、最上階では完成披露パーティが、ショッピングフロアやホテルフロアにも数万人のお客…

✳︎「宵山万華鏡」森見登美彦 あとがきで「祭りというものは神秘的で、あの異世界に迷い込んだような感覚は私を惹きつける」と森見さん自身が書いています。 祇園祭宵山の1日が舞台。 現実世界からふと気付けば異世界へと迷い込むお祭り。 楽しさだけではなく…

日本のホラー小説です。 ＊「怪談のテープ起こし」三津田信三 こちらの作品は、雑誌に掲載された6編と、書籍化する際の編集者とのやりとりなどをエッセイ風に描いた「序章」「幕間」「終章」からなる怪異譚です。 ちなみに「テープ起こし」というのは、録音…

森見登美彦さん2作品！ ＊「夜は短し歩けよ乙女」 クラブの後輩、黒髪の乙女に一目惚れした先輩と、天然というかふんわり変わった雰囲気の黒髪の乙女との不思議なストーリー。 こう書くと、いかにも恋愛物みたいですが、そこは森見登美彦ワールドなので！ 京…

海外作品です。 ＊「蝶のいた庭」ドット・ハチソン 庭師と呼ばれる男に拉致された10名以上の女性たちが、警察に保護されたところから物語は始まります。 小川が流れる美しい庭で一体何があったのか… 先が気になってどんどん読んでしまいましたが… 個人的には…

青春小説のご紹介！ ＊「少女は卒業しない」朝井リョウ 別の高校との合併で校舎が取り壊される地方の高校の、最後の卒業式。 その1日を7人の少女の視点から描いた連作短編集。 この日でお別れの人、想い…未来に歩き出す高校生たちの物語。 ＊「遠まわりする…

去年読んだ小説です。 ＊「アイネクライネナハトムジーク」伊坂幸太郎 あとがきで伊坂さん自身が書いている様に、泥棒や強盗、殺し屋や超能力などが出てこない本です。まさに「白」伊坂作品。 会話が良いです！なるほど確かに…と思わせる何気ない会話。 私的…

本好きです。 日本の小説やエッセイ、海外小説も読みます。 こちらは海外作品。 ＊「その部屋に、いる」S.L.グレイ ホラー系です。 タイトルだけ見ると、そのものズバリ何か出て来そうですが、どちらかというと心理的な恐怖、何か起きそうなイヤ〜な空気感漂…