本好き母のあれこれ日常

日常のあれこれを思いつくまま&本好き日記

読書

ひとりでトマス・ハリス祭り!新訳版「レッド・ドラゴン」「羊たちの沈黙」を読む

こんばんは。めぐやです。 トマス・ハリス最新作「カリ・モーラ」を読んでから、昔のトマス・ハリス作品を読みたくなり、せっかくなので新訳版で読んでみました。 新訳版「レッド・ドラゴン」 レクター博士初登場の作品ですね。 簡単なあらすじは、、 満月の…

「カリ・モーラ」トマス・ハリス最新作を読んでみました サイコ・スリラーではないでしょう

こんばんは。めぐやです。 先日もお伝えしましたが、「羊たちの沈黙」のトマス・ハリス13年ぶりの最新作「カリ・モーラ」を読んでみました。 まずはあらすじ コロンビアからの移民カリ・モーラは、麻薬王の住んでいた邸宅の管理バイトをしています。 その邸…

「引きこもりがスカウトされて占い師になったら人生が一変した話」色々と心に響く言葉

こんばんは。めぐやです。 今回ご紹介する卯野たまごさんのコミックエッセイは、まだブログを始めたばかりの頃にご紹介しているのですが、もう一度ご紹介させていただきます。 「引きこもりがスカウトされて占い師になったら人生が一変した話」 バイトをして…

恩田陸さんの奇妙な短編を電子書籍で読む

こんばんは。めぐやです。 「オール読物」に掲載された恩田陸さんの短編3つが電子書籍で配信されていたので、読んでみました。 「昭和94年の横丁」 友人と入った居酒屋の日めくりには、昭和94年の文字が。 その後行った横丁で奇妙な体験をするストーリー。 …

トマス・ハリスの最新作「カリ・モーラ」、新訳になっていた「レッド・ドラゴン」が気になる

こんばんは。めぐやです。 トマス・ハリス最新作「カリ・モーラ」 「羊たちの沈黙」のトマス・ハリス、なんと13年ぶりの新作だそうです! レクター博士ものではありません。 移民のカリ・モーラは麻薬王の邸宅管理バイトで犯罪に巻き込まれ、さらに猟奇殺人…

「営繕かるかや怪異譚 その弐」怖さと優しさの物語

こんばんは。めぐやです。 夏らしい怪異譚のご紹介です。 「営繕かるかや怪異譚 その弐」小野不由美 小野不由美さんの怪異短編集第2弾です。 ホラーというより『怪異譚』という言い方がぴったりだと思います。 簡単なあらすじ 昔ながらの古い町の古い家で起…

超常現象を現代科学で検証!NHKで放送された番組を基にした文庫本

こんばんは。めぐやです。 「超常現象 科学者たちの挑戦」読了しました こちらの書籍は、2014年にNHKで放送されたザ・プレミアム「超常現象」、NHKスペシャル「超常現象 科学者たちの挑戦」の取材の様子を描いたものです。 超常現象と報告されるものの99%は…

ヨシタケシンスケさんの発想絵本「ころべばいいのに」「それしかないわけないでしょう」大人が読んでも気付きがあります

こんばんは。めぐやです。 ヨシタケシンスケさんの絵本シリーズ「ころべばいいのに」「それしかないわけないでしょう」のご紹介です。 「ころべばいいのに」 きらいなひとっているよねー。 と思っている小学生の女の子。 頭の中でやっつけたり、かわいそうポ…

夏の文庫フェア 新潮文庫の「キュンタうちわしおり」がかわいい

こんばんは。めぐやです。 前にも書きましたが、夏になると書店で始まる文庫フェア ↓ meguya.hatenablog.com 今回は新潮文庫の「キュンタうちわしおり」と集英社文庫の「ねこじゃらしおり」をゲットしました。 写真見づらいですね〜 キュンタのしおりは思っ…

夏は実話怪談!「田舎怪異百物語」「九十九怪談」

こんばんは。めぐやです。 夏ですね!夏といえば怪談です!(言い切る) 今回は実話怪談のご紹介です。 「九十九怪談 第十夜」 木原浩勝 一年に一冊の百物語を十年かけて刊行していたシリーズの最終巻です。 十年ってすごいですね! このシリーズの前に「新耳…

パッと開いたページに答えがある?ゆるゆる「ペンギンうらない」と「リラックマ ここにいます」

こんばんは。めぐやです。 ゆる〜い本を眺めたくなる時ってありませんか? そんな時、私はこんな本を取り出します。 *「ペンギンうらない」坂崎千春 この本の使い方は、 1、知りたいことを頭に思い浮かべて 2、パッと本を開く 3、そこにこたえが書いてある(…

「フランス はとにっき」笑えるコミックエッセイ!

こんばんは。めぐやです。 今回ご紹介するのは、藤田里奈さんのコミックエッセイ「フランスはとにっき: 海外に住むって決めたら漫画家デビュー」です。 全3巻です 無職独身アラサーニート(ご自分でそう書いています)の里奈ちゃん(著者)、 「あー、全部忘れて…

『「心の掃除」の上手い人 下手な人』精神科医、斎藤茂太先生の本

こんばんは。めぐやです。 何年も前に買った精神科医、斎藤茂太先生(2006年逝去)の『「心の掃除」の上手い人 下手な人』を読み返してみました。 前に読んだ時よりも、今回の方が「なるほどな!」と心に響きました。 目次を見るだけでも「なるほどな!」と思…

角川文庫カドフェスの季節、今年のプレゼントはファイル 「ナツイチ」はしおり

こんばんは。めぐやです。 初夏になると、各出版社が文庫本祭りを始めます。 角川文庫は「カドフェス」。 これはカドフェス対象の文庫本を買うと、その場でプレゼントを貰えるというもの。 (ネット通販だと貰えない場合が多いので、実施している大きな書店で…

「カラーセラピーで楽しい日常生活を創る50の方法」色の世界って楽しそう

こんばんは。めぐやです。 最近カラーセラピーに興味を持ち、こんな本を読んでみました。 「カラーセラピーで楽しい日常生活を創る50の方法」 カラーセラピーってそもそも何か? 「カラーセラピーとは、自分の傾向を知り、今必要な意識や色などを使ってバラ…

不運な女探偵、葉村晶シリーズ! 若竹七海さんの小説

こんばんは。めぐやです。 若竹七海さん著「不運な女探偵、葉村晶シリーズ」、2016年に出版されて『アメトーク 読書芸人』で取り上げられた本「静かな炎天」のご紹介です。 短編集になります。 葉村晶シリーズはこの作品の前にも出ていますが、晶は長谷川探…

「レベッカ」「風と共に去りぬ」大好きな小説も新訳になっていく

こんばんは。めぐやです。 私もよく紹介していますが、「新訳」になっている名作が多いですね。 旧訳のままだと、既に日本語自体が古い…ということもあるのでしょう。 新訳で読みやすくなって、若い方達も昔の名著を読もう!となっていくのは本当に良いと思…

怖かわいい実話ホラーコミック「視えるんです。」

こんばんは。めぐやです。 皆さま、怖い話はお好きですか? 私は怖がりなのに、よく怖い小説を読みます。 実話怪談なんてものも読みます! 今回ご紹介するのは、実話ホラーコミック「視えるんです。」! 4巻です 霊感漫画家、伊藤三巳華さんの体験談がコミッ…

本が好き クリスティーを新訳で読む

こんばんは、めぐやです。 久しぶりにアガサ・クリスティーを読みました。 クリスティー文庫として表紙が変わり、新訳になっているものもあったのですね! チェックしていませんでした!! 今回読んだのは「ゼロ時間へ」 事件が起きるのは結果であって、物語…

恩田陸さん「失われた地図」恩田さんらしいと思ってしまうラスト

こんばんは。めぐやです。 恩田陸さん「失われた地図」読了しました。 電子書籍です 最近では恩田さんといえば「蜜蜂と遠雷」や「チョコレートコスモス」のイメージが強いのでしょうか。 私的には恩田さん作品はSF も好きなのです。 「失われた地図」は「蜜…

「シャッター・アイランド」映画で悲しくなって小説でも同じ気分に

こんばんは。めぐやです。 「シャッター・アイランド」のご紹介です。 私は映画をWOWOWで放送していた時に観ました。 こちらはマーティン・スコセッシ監督、レオナルド・ディカプリオ主演の2010年の作品です。 シャッター アイランド スペシャル・コレクター…

本が好き 初登場から20周年!「ぶたぶたさん」シリーズ

こんばんは。めぐやです。 今回ご紹介するのは、初登場から20周年「ぶたぶたさん」シリーズです。 通算29作出ています。 最新刊です ぶたぶたさんは、生きている(?)ピンクのぶたのぬいぐるみ。 しかも中身は渋い声の中年男性!! 設定がファンタジーですが、…

ナザールボンジュウ、どこかで見たと思ったら期限切れのプレゼント企画でした

こんばんは。めぐやです。 先日、友人に貰ったトルコの魔除け「ナザールボンジュウ」。 関連記事はこちら↓ meguya.hatenablog.com 見た瞬間に、この目玉モチーフ知ってる!どこかで見た!と思っていたのですが、思い出しました。 書籍のプレゼント企画でした…

伊坂幸太郎さん「シーソーモンスター」電子書籍版は特典が

こんばんは。めぐやです。 伊坂幸太郎さん「シーソーモンスター」読了しました。 こちらの小説は『小説BOC』「螺旋プロジェクト」の連載を書籍化したものです。 電子書籍版には特典として、朝井リョウさん伊坂さん他、「螺旋プロジェクト」の全8作家さんが早…

2019年本屋大賞 大賞作品「そして、バトンは渡された」優しい物語

こんばんは。めぐやです。 本屋大賞受賞作品、瀬尾まいこさん「そして、バトンは渡された」を読みました。 電子書籍です 父親が三人、母親が二人。家族の形態は十七年で七回変わった。でも全然不幸ではない優子が主人公の物語。 優しい人たちがたくさん出て…

本が好き 「マカン・マラン 二十三時の夜食カフェ」

本のご紹介です。 *「マカン・マラン 二十三時の夜食カフェ」古内一絵 電子書籍です 夜中に不定期で営業している夜食カフェ、マカン・マラン。 アジアの隠れ家リゾートのような店内で、心がちょっと疲れた人たちに提供される優しい料理。 料理を作るのはド…

恩田陸さんの「消滅」を読んでいたら、映画「エクス・マキナ」を思い出した

こんばんは。めぐやです。 恩田陸さんの「消滅」読了しました。 国際空港の入管で、別室に隔離された10人の日本人たち。 この中にいるテロリストを見つけ出して欲しいという要求に彼らは推理を開始する…。 というのがこの小説の大筋です。 前半の、登場人物…

本が好き 「響野怪談」ノスタルジックホラー!

こんばんは。めぐやです。 最近読んだ本、ホラーです。 ✳︎「響野怪談」織守きょうや 「ひびきのかいだん」おりがみきょうや 色々なものにつきまとわれる、霊感の強い響野(ひびきの)家の末っ子、春希の物語。 目が醒めると深夜の教室に居たり、公園の側で泣い…

本が好き 和菓子が食べたくなる「アンと青春」

こんばんは。めぐやです。 本のご紹介です。 ✳︎「アンと青春」 坂木司 「和菓子のアン」の続編です。 デパ地下の和菓子店、みつ屋でバイト中の食べること大好きな女の子アンちゃんの物語。 表紙も美味しそう! 和菓子のウンチクや食べ物がたくさん出てきて、…

本が好き 「クリムゾン・リバー」新版 映画にもなったフランス小説

こんばんは。めぐやです。 本屋さんで見つけて即買いしました。 ✳︎「クリムゾン・リバー」ジャン=クリストフ・グランジェ 2001年に刊行されたフランス小説の新版です。 創元推理文庫 平岡敦 訳 映画になっていますね。 ジャン・レノと当時ファンだったヴァン…