本好き母のあれこれ日常

日常のあれこれを思いつくまま&本好き日記

恩田陸さん「失われた地図」恩田さんらしいと思ってしまうラスト

 

 

こんばんは。めぐやです。

 

 

恩田陸さん「失われた地図」読了しました。

 

f:id:meguya:20190511142105j:plain

電子書籍です

 

 

最近では恩田さんといえば蜜蜂と遠雷チョコレートコスモスのイメージが強いのでしょうか。

 

私的には恩田さん作品はSF も好きなのです。

 

「失われた地図」は「蜜蜂と遠雷」のような作品とは全く違うので、「蜜蜂〜」で恩田作品に出会った方は、多分、なにこれ?となってしまうのではないかと思われます。

 

 

こちらの作品は、旧軍都に現れる「裂け目」を封じながら戦う一族、鮎観(あゆみ)、遼平、浩平の物語。

 

裂け目が何なのか、この一族が何か、などの説明は一切ナシです。

主人公たちと共に、日常からあっという間に非日常の世界に放り込まれます。 

 

幽霊?バケモノ?不穏なモノが蠢く「錦糸町」「川崎」「上野」「大阪」「呉」「六本木」が舞台。

 

このようなSFもの恩田ワールドが好きな人には、魅力あるストーリーになっていると思います。

 

 

そしてラスト!!

 

 

☆ネタバレ含みます。

 

恩田さんは時々、ここで終わり??!!という作品を書かれますが、これが正にそれ!!

最近は「消滅」「ブラック・ベルベット」共にちゃんと終わっていたので油断していたら、、

うわっ!ここで終わったか!やられた〜〜!と思ってしまいました!

久しぶりにビックリしました…。

これ続くのでしょうか…??

「Q&A」に通じるラストの余韻…。← こちらも、ここで終わり?と思いました。

 

 

不思議な能力を持つ一族の話では「光の帝国 常野物語」があります。

  

光の帝国 常野物語 (集英社文庫)

新品価格
¥535から
(2019/5/11 15:09時点)

 こちらの方が恩田さんの不思議な世界に入りやすいかな??

 

 

 

「失われた地図」是非続編を〜〜!と私は願っています!

 

 

 

今日もお読みいただきありがとうございます(^^)

 

 

失われた地図

新品価格
¥1,512から
(2019/5/11 15:12時点)