こんばんは。めぐやです。
恩田陸さん「失われた地図」読了しました。
最近では恩田さんといえば「蜜蜂と遠雷」や「チョコレートコスモス」のイメージが強いのでしょうか。
私的には恩田さん作品はSF も好きなのです。
「失われた地図」は「蜜蜂と遠雷」のような作品とは全く違うので、「蜜蜂〜」で恩田作品に出会った方は、多分、なにこれ?となってしまうのではないかと思われます。
こちらの作品は、旧軍都に現れる「裂け目」を封じながら戦う一族、鮎観(あゆみ)、遼平、浩平の物語。
裂け目が何なのか、この一族が何か、などの説明は一切ナシです。
主人公たちと共に、日常からあっという間に非日常の世界に放り込まれます。
幽霊?バケモノ?不穏なモノが蠢く「錦糸町」「川崎」「上野」「大阪」「呉」「六本木」が舞台。
このようなSFもの恩田ワールドが好きな人には、魅力あるストーリーになっていると思います。
そしてラスト!!
☆ネタバレ含みます。
恩田さんは時々、ここで終わり??!!という作品を書かれますが、これが正にそれ!!
最近は「消滅」「ブラック・ベルベット」共にちゃんと終わっていたので油断していたら、、
うわっ!ここで終わったか!やられた〜〜!と思ってしまいました!
久しぶりにビックリしました…。
これ続くのでしょうか…??
「Q&A」に通じるラストの余韻…。← こちらも、ここで終わり?と思いました。
☆
不思議な能力を持つ一族の話では「光の帝国 常野物語」があります。
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こちらの方が恩田さんの不思議な世界に入りやすいかな??
「失われた地図」是非続編を〜〜!と私は願っています!
今日もお読みいただきありがとうございます(^^)
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