こんばんは。めぐやです。
伊坂幸太郎さん「シーソーモンスター」読了しました。
こちらの小説は『小説BOC』「螺旋プロジェクト」の連載を書籍化したものです。
電子書籍版には特典として、朝井リョウさん伊坂さん他、「螺旋プロジェクト」の全8作家さんが早稲田大学で行った座談会付きとなっています。
作品は違う時代の2編構成。
最初の「シーソーモンスター」はバブルの頃の昭和が舞台。
嫁姑問題の物語かと思いきや、そうくるか〜、という展開に。
宮子さんというお嫁さんが良い味出してますよ〜。
2編目の「スピンモンスター」は、科学者が残した手紙を巡る近未来が舞台。
便利さを追求して、個人情報はダダ漏れの世界。
巻き込まれた主人公の行き着く先は…。
行き過ぎた監視社会のストーリーって、伊坂さんが書くとユーモアの中にも怖さがあります。
「火星に住むつもりかい?」でも住民同士が監視、密告し合う世界を描いていましたよね…。
「平和警察」って名前がもう胡散臭くて。
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「シーソーモンスター」所々に他の作家さんの作品に繋がっているんだろうな、と思わせる描写がありますが、読むのに支障はありません。
「螺旋プロジェクト」の他の作家さんの作品も読んでみたいです。
今日もお読みいただきありがとうございました(^^)
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