こんばんは。めぐやです。
トマス・ハリス最新作「カリ・モーラ」を読んでから、昔のトマス・ハリス作品を読みたくなり、せっかくなので新訳版で読んでみました。
新訳版「レッド・ドラゴン」
レクター博士初登場の作品ですね。
簡単なあらすじは、、
満月の夜に連続して起きた一家惨殺事件のために、元FB I教官のグレアムが呼び戻されます。
彼はあのレクター博士の正体を見抜き捕らえる際に、博士に重傷を負わされた人物なのです。
そんなグレアムが犯人像の手がかりを得るため、レクター博士に助言を求めに行く事で、犯人を刺激してしまい…。
旧訳版が私にはとても読みにくくて、2回挫折しました…。
しかし、今回の新訳版は読了する事ができました!
間違いなくサイコ・スリラーの名作ですね!
新訳版「羊たちの沈黙」
こちらは映画で有名な作品ですね。
第64回アカデミー賞で主要5部門受賞しています。
簡単なあらすじ、、
若い女性が殺害され皮膚を剥がされるという連続猟奇殺人事件が発生。
要員不足のFB I は訓練生クラリス・スターリングを、捜査の助言を得るためレクター博士の元に送り込みます。
その間に上院議員の娘が犯人にさらわれ、事件は更に予断を許さない状況に…。
旧訳版に比べると、やわらかい日本語になっていると思います。
訳をちょっと比べてみると、、
*旧訳版
「(略) アランに会ったかね?魅力的な男だろう?きみは、どちらと話をする方がいい?」
「概して言えば、アランです」
*新訳版
「(略) アランには会ったかね?愛すべき男だろう?話し相手としてはどっちがいい?」
「全体的に見れば、アランのほうですね」
*旧訳版
「時に、そう、三十分ほど忘れ去る、そのうちに、また喉を突かれるような思いがする。爪によく光るマニキュアーこれ以上言わせないで」
*新訳版
「そうね、三十分は考えずにいられるんだけど、また喉の奥を突き刺されるように思い出しちゃうのよ。グリッターを塗っていたあの爪ーああ、もうこれ以上は言いたくないな」
登場人物も、『ハンニバル・レクター博士 』が旧訳版だと『ハニバル・レクター博士』だったり、『クロフォード』が旧訳版は『クローフォド』と訳されていたり違いがあります。
旧訳版の堅いけれど物語の暗さにあった日本語か。
新訳版のやわらかく読みやすい日本語か。
どちらがいいか、これはもう好みの問題ですね!
どちらもサイコ・スリラーの名作だと思います!
ご興味がありましたら是非読んでみてください。
映画もおススメです。
レクター博士役のアンソニー・ホプキンスはもちろんのこと、「レッド・ドラゴン」のグレアム役エドワード・ノートンも素晴らしいですよ。
今日もお読みいただきありがとうございます(^^)
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