本好き母のあれこれ日常

日常のあれこれを思いつくまま&本好き日記

「怖いへんないきものの絵」名画の謎に迫る本

 

 

こんばんは。めぐやです。

 

 

本のご紹介です。

 

 

「怖いへんないきものの絵」

 

f:id:meguya:20191106133021p:plain

 

 

「怖い絵」シリーズの著者、中野京子さんとへんないきものの著者、早川いくをさんの共著になります。

 

 

こちらは「昔の絵画には奇妙な生き物がよく登場するな」と思った早川いくをさんが、「中野京子先生に絵画に出てくる奇妙な生き物について色々聞く、という本はどうだろう」と考えたことから、実際に本になったものです。

 

 

中野京子さんというよりは、早川いくをさんメインの本です。

ですので中野さんの文章を読みたい方向けではないです

早川さんの「なんですか、この絵?」という独特の視点に対し、中野さんが冷静に答えていく形になっています。

 

時々「私はエイが大嫌い!」という中野さんのサプライズ発言などが飛び出して面白い書籍となっています。

 

 

内容を少しだけ

 

 

f:id:meguya:20191106140355j:plain

 

コプリー「ワトソンと鮫」という絵画です。

 

早川さんの「ワトソンって誰?そしてこのサメ!一体全体これは何の絵だろう?」 という疑問に中野さんが答えていきます。

 

この絵は実際にあったサメ襲撃事件の絵画なのだそうです!

 

サメに襲われているのは少年だった頃のロンドン市長ワトソンさん。

この絵を描いて欲しいとコプリーに頼んだのもサメに襲われたご本人だとか…。

 

 

この市長さんの紋章がこちら。↓

 

f:id:meguya:20191106141344j:plain

 

早川さん「さすがイギリス!伝統と格式が感じられる意匠ですね!」

中野さん「格式はあまりないです」

早川さん「そ、そうですか」

 

 

この紋章の上のほう、ネプチューンがサメを退治してくれている絵柄らしいですが、早川さんがサメがかなり変だと。

 

f:id:meguya:20191106141825j:plain

 

た、確かに笑笑

 

このような感じでちょっとふざけながら絵画の説明が続きます。

 

 

堅苦しくなく名画を見る本

 

私の場合は名画、というとつい堅苦しく見てしまいますが、「この絵は何だ!何この生き物!変!」という風に視点を変えて見ても面白いんだなあと思えた本でした。

 

名画だからといって感心しながら見なくても良いと。

 

私のように、名画ってよく分からないな〜と思っている方にもおススメの本です。

 

あ、真面目に名画について知るというよりは、軽妙なやりとりを楽しみながら名画についての説明も読める本、と思って軽い気持ちで読むと良いと思います!

(個人の感想です)

 

 

ご興味がありましたら是非 ♪

 

 

 

今日もお読みいただきありがとうございます(^^)

 

 

 ↓ Amazon

怖いへんないきものの絵

新品価格
¥1,650から
(2019/11/6 14:44時点)

↓ Rakuten

怖いへんないきものの絵 [ 中野京子(ドイツ文学) ]

価格:1,650円
(2019/11/6 14:45時点)
感想(0件)

 

↓ honto