こんばんは。めぐやです。
若竹七海さん著「不運な女探偵、葉村晶シリーズ」、2016年に出版されて『アメトーク 読書芸人』で取り上げられた本「静かな炎天」のご紹介です。
短編集になります。
葉村晶シリーズはこの作品の前にも出ていますが、晶は長谷川探偵調査所の調査員でしたがここが閉鎖されてフリーの探偵になったこと、今はミステリ専門古書店でバイトをしていること、という背景を押さえておけば、こちらから読んでも大丈夫だと思います。(あくまで私の意見です)
晶、本当に不運なんです…。
短編なので、この本はそれほど毒は無い方だと思いますが。
本をとりにいくだけのはずが身勝手な人たちに振り回されたり、古書店の近所の人たちから次々に探偵の依頼が来ますが、四十肩!になっていたり事件が隠れていたり。
読んでいて、つい応援したくなります。晶は嫌がりそうですけどね!
葉村晶シリーズの最新作はこちら ↓ 「錆びた滑車」
長編になりますが、長編だと晶の巻き込まれる事件も容赦ないというか…。
今回、晶は古いアパートに引っ越しします。
そこのオーナーの孫に依頼を受けますが…。
今回も晶は怪我をします^^;
事件も、晶にとって心の痛手になっているのでは、と思ってしまう展開に。
人の嫌〜〜な面が描かれている作品です。
巻末には、晶のバイト先の古書店店長からのミステリ紹介が付いています。
若竹七海さんの小説は、複雑ですが伏線がうまく張られていて楽しめます。
最近、こちらを読みました。
「クール・キャンデー」
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兄の無実を晴らそうとする、中学生の渚の夏休みの物語。
渚の一人称で語られるのでスラスラ読めます。
軽く読んでいると最後の方で「おや?」と思い、ラストで「え?」となります。
若竹七海さん作品はさらっと毒が含まれていますが、そういう作風が好きな方にはお勧めです!
今日もお読みいただきありがとうございます(^^)
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