本好き母のあれこれ日常

日常のあれこれを思いつくまま&本好き日記

「営繕かるかや怪異譚 その弐」怖さと優しさの物語

 

 

こんばんは。めぐやです。

 

 

夏らしい怪異譚のご紹介です。

 

 

 

「営繕かるかや怪異譚 その弐」小野不由美

 

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小野不由美さんの怪異短編集第2弾です。

 

ホラーというより『怪異譚』という言い方がぴったりだと思います。

 

 

 

簡単なあらすじ

 

昔ながらの古い町の古い家で起こる様々な怪異。

そんな色々な怪異や障りを営繕やさんが解決していく物語です。

霊能者や、霊をズバッと成仏させるような人は出てきません。

あくまでも修理、修繕で怪異を抑えていく内容となっています。

 

 

6編の短編の内容の一部をご紹介すると、、

 

✳︎小さな城下町にある古い実家に戻って来た貴樹。壁の隙間から見えた三味線を抱えて座る女性から目が離せなくなり…。(芙蓉忌)

 

✳︎「とおりゃんせ」の歌が怖い佐代。歌からの連想で、小さい頃の神社での怖い体験を思い出し、実際に神社に行ってみることに。(関守)

 

✳︎古い長屋の部屋を自分でリフォームしながら住む育に、夜毎の夢で何かを訴えてくる人影。そのうちに起きている時も責めるような声が聞こえるようになり…。(魂やどりて)

 

 

どの物語も、すごく怖い!というよりはひっそりと忍び寄ってくるような怖さがあります。

 

 

 

日本的な怖い物語

 

 

古い家屋の中にあるちょっとした暗闇、いつもと違う神社の雰囲気、祖母の家の天井裏にある古い部屋…。

 

日本的な怖さと優しさの物語となっています。

 

 

一編がそれほど長くないので、サクサク読めると思います。

 

 

ご興味がありましたら是非前作も読んでみてください。前作は文庫になっています。

 

 

そうそう、表紙ですが、よーく見ると色々と奇妙なモノが描かれているので探してみるのも楽しいです。

 

 

 

今日もお読みいただきありがとうございます(^^)

 

 

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